教室の日常

92歳でまだまだお元気

88歳になるまでの二十数年間、お稽古にいらしていた生徒さんが、
先日おひとりで訪ねて来て下さいました。
 
現在、92歳の一人暮らし。
 
このお婆様、只者ではありません。
 
88歳の頃、体調を崩され長く入院生活をなさったのですが、
そこからリハビリを経て見事に復活。
 
再び一人で歩けるようになり、一人で暮らしているのです。
 
私より身体も声も大きく、頼りになる親分と言った感じの方で、
政治経済に詳しく、社会の動きも常にチェック。
 
タブレットを持ち歩き、
情報収集、写真撮影、メールなどを楽しんでいるそうです。
 
今の時代にちゃんと乗っかり、しっかり生きてます。
 
「ぶら下がって生きちゃダメよ」
 
この言葉がお婆様の口癖。
しっかり自分の力で生きなさいと言う事です。
 
85歳でそれまで織った綴れ織りの作品十数点を集め銀座で個展をしました。
 
 
 作品
 
 
まるで絵画のような緻密な綴れ織りに、誰もが感心しっぱなし。
何をやっても凄いのです。
 
誰でもが、このお婆様のようなわけにはいかないかもしれませんが、
いくつになっても人生を楽しんで暮らしているご様子は、
とっても励みになりました。
 
そう言えば、
 
「終わり良ければ全て良し」
 
も、このお婆様の口癖でした。
 
素敵な年を重ねて生きていきたいですね。
 
 
 
 

沖縄の染織工房巡りの旅

沖縄は、日本の中でも特に染織品に優れた地域です。
 
南方からいろいろな染織技術が渡来し、
琉球王国の産業として独自に発展したせいだと言われています。
 
 
 沖縄
 
 
沖縄でいろいろな染織工房を巡り、
手織りの体験をして来た生徒さんがいます。
 
これは、お借りした工房のパンフレットと体験作品の数々。
 
沖縄の染織品のほとんどが重要無形文化財に指定されており、
昨今、これらの着物や帯を目にするのは、
美術館や超高級呉服店、着物雑誌のグラビア写真になってしまいました。
 
日常の生活の中では見かける事が滅多にありません。
 
そんな中、貴重な体験作品を見せていただき、
生徒の皆さんも興味しんしん。
 
教室では、この沖縄の花織をイメージした浮き織りの作品を
高機の課題として織っています。
 
いつの日か、沖縄の染織を訪ねた旅をしてみたいものです。
 
 
 

綿の芽

5月5日、水に一晩ふやかしておいた綿の種を蒔きました。
 
ところが、一向に芽が出て来ません。
 
種がダメになったかなぁ~と、
水やりをしながらヤキモキする日々。
 
10日以上たって、
やっと種のクズを付けたままの
“か弱い芽”がでました!
 
 
綿の芽
 
 
20粒も蒔いたのに、芽はまだ2つ。
残りの種はどうしてるのやら・・・。
 
果たして、私の綿の芽は大きく育つのでしょうか? 心配。
 
今回、25人くらいの生徒さんが種を蒔きました。
 
最近、次々と「芽が出たよ」と教えて下さいます。
 
土、空気、水、光、気温、栄養などの環境によって、
同じ種でも少しずつ育ち方が違うんだと良くわかります。
 
どのくらいの人が綿の収穫までたどり着くのでしょうかね。
 
 
 

織り上がりまで、あと一歩。

織り上がりまで、あと一歩。
今日終わるかな~、と思いつつ完成は次回になりました。
 
幸せを呼ぶ青いゾウさん。
 
デザインから始まり、色を探し、織り上げるまで、長い道のりです。
4時間織って3センチくらいの進み方。
 
その分、完成した時の達成感はひとしおかと思います。
 
努力の後には、きっと幸せが舞い込んでくる事でしょうね。
 
 
 青いゾウ
 
 
 

新緑の公園

満開の桜に春を感じていたのもつかの間、
あれから一か月ほどで公園はすっかり新緑。
まるで、初夏のようです。
 
 
 新緑の公園
 
 
目にも鮮やかな若葉は、
ぼんやりと見ているだけで心が癒されます。
 
木立の中を歩くと、
爽やかな風や木々の香りが感じられて、
元気になります。
 
人間の脳は、
新緑を見ると「癒されスイッチ」が入るように
出来ているんだと感じます。
 
教室の帰り道に、
公園のお散歩を楽しんでいる生徒さんもいらっしゃいます。
 
 

教室の玄関

玄関脇の小さなスペース。
自分の作品で季節感のあるコーディネートを楽しんでいます。
 
 
 教室の玄関
 
 
こんな小さな空間なら、
どこのお宅にもひとつくらいはあるはずです。
 
小さな綴れ織りやセンターなど、
自作の作品を飾って季節を楽しむのも良いです。
 
本日は、五月のお節句飾り。
綴れ織りのこいのぼりと、お家のモチーフの額絵。
 
テーブルセンターは、木肌のような色合いの裂織りです。
季節の生け花と共に陽気な感じにまとめたつもり。
 
ちなみに、このお花の名前はアストロメリと言い、
日本名はユリズイセン。
 
いろんな色があって良く見かけるお花ですが、
花の名前は知りませんでした。
 
花言葉は「凛々しさ」と記されていました。
五月のお節句にぴったり。
 
矢車草やショウブの花は、これから市場に出回って来ます。
そうしたら、またコーディネートを変えましょう。
 
こんな風に小さな手織りで楽しめるのです。
 
 
 

自宅のお庭でコットン栽培

写真は、去年の秋に収穫したふわふわのコットンと種。
生徒さんが栽培し、持って来て下さいました。
 
 
コットン
 
 
原毛紡ぎを始め、
糸作りの面白さにはまってしまい、
次は木綿にも挑戦しましょうか~、
って事になりました。
 
春は、種まきの季節。
今、教室では、栽培したい方に種をお配りしています。
 
果たして、秋にコットンボールの収穫ができるでしょうか・・・。
 
そして、さらに紡ぎ糸にして、
オーガニックなハンドタオルを織ってみましょう。
 
種からスタートして作品まで作るという壮大な(?)計画だけに、
織り上がった時の達成感はかなりのものでしょうね。
 
実は、私も今までにチャレンジした事がありません。
生徒さんと共に初挑戦です。
 
5月上旬になったらプランターに種をまきます。
ちゃんと育つかな・・・。
 
 
 

本日、桜満開

教室に隣接した公園の様子。
 
ひとひらの花びらが散る事なく見事な満開です。
 
 
 公園の桜1 公園の桜2
 
  
ここの公園の春の訪れは、コブシの花から。
まだ寒さ残る頃、いきなり枯れ枝にふんわりとした白い花を咲かせ、
春の息吹を感じさせてくれます。
 
そして数日後、桜が開花。
 
この狂いの無いタイミングに、いつもながら、けなげさを感じます。
 
葉桜になる頃には、ツツジ・ユキヤナギ・シャクナゲ・ハナミズキなど、
次々と春の花が咲いて、眩しい程の新緑の季節がやって来ます。
 
四季折々の植物に彩られ、多くの方の憩いの場となっています。
 
 
 

手紡ぎ糸で、いよいよ織り始め

原毛ほぐしから始め、あれこれ工程を経て糸が出来上がります。
その糸でやっと織り始め。
 
初めての手紡ぎで、デコボコかげんが良い味出してます。
 
でも皆さん、今回の糸はタテ糸にはチョット無理かなぁ~
 
下の写真は2人の生徒さんの作品。
織り始めと、織り上がったところです。
 
 
 手紡ぎ糸で織り始め1 手紡ぎ糸で織り始め2
 
  
このデコボコの感じと絵画のような色のハーモニーがとっても素敵です。
ビギナーズラック!
 
今回の手紡ぎのスポットレッスンで、
紡ぎにはまってしまった方々が多数いらっしゃいました。
 
日本では唯一、岩手県で産業として手紡ぎ生地を織っています。
糸紡ぎは寒い農閑期の貴重な収入源だったそうです。
 
気が付けば、そろそろ桜の季節が巡って来ます。
だんだんと温かくなってきますね。
 
教室でも、寒い時期のスポットレッスンは、
各自織り上げたところで終わります。
 
また次の冬まで、お楽しみに・・・。
 
 
 

糸を作るって大変

このところ、連日のように
「初めての手紡ぎ体験レッスン」
を行っています。
 
紡ぎ機を回すのにも慣れが必要で、
最初は手と足の動きがなかなか揃いません。
 
子供の頃の自転車乗りの練習を思い出します。
 
 
手紡ぎ画像1 手紡ぎ画像2
 
 
今回のレッスンは、
原毛からカーディング、
色のブレンドの作業を経て、
糸を紡ぎ、蒸し、綛の状態にするところまで。
 
糸になるまでには、何日もかかります。
 
全ての工程が手作業。
電気の力は、いっさい使いません。
身体が動力!
 
みなさん、手にも足にも力が入りっぱなし。
次の日は筋肉痛だったり…
 
糸を作るって事がこんなに大変なんだって、
わかっていただけたと思います。
 
でも、糸紡ぎってすごく癒され、はまっていくのです…。
紡いでみた人だけがわかるステキな感覚なんですね。
 
 
手紡ぎ画像3 手紡ぎ画像4